Installation
About the 7 series
1. Ta ka ta ka Crickets (2013/14/15/19)
現実の鈴虫の存在や環境と呼応する詩的な音響風景を作り出します。録音した擬音語 "ta ka ta ka"のみを扱い、鈴虫の生態・音響特性の分析や、オノマトペ(ta ka ta ka)と運動性の文脈、環境のフィールドワークを通じて、声の変容と音の立体的な運動をプログラムにより創作。
2. Labile lip - insect ver.1 (2013/14)
作家の録音したリップノイズから作られた虫の羽音が立体的に木の周りを動き、その存在が周囲の環境の一部となる。3. Labile lip - water whisper (2013/14)
録音したリップノイズを大地から湧き出る水の囁きに変換。4. Water Drops ver.1 (2014)
作者の録音した音韻(ぱ)を水琴窟の様な反響を持った水滴音へ変容。外の海の風景と室内空間に対して、”水”という内的なイメージを通じて瞑想する機能を環境に与えています。
5. Aerial whisper ver.1 (2013)
録音した作者の吐息から室内のヒーター音や換気音を作り、かつ外に設置した風力センサーにより室内の音響現象へリアルタイムに繋ぎ、外と内の関係性を想像上の大気として表現しています。鑑賞者の意識の外にある様な、遠くてか細い持続音が刻々と変化を続けながら、室内の空気感を循環します。
6. Electro birds ver.1 (2011/12)
録音した音韻から鳥の様な囁きを作り周囲の環境と呼応。7. Transcription of whisper - a i u e o (2013)
録音した作家の囁きを女性の声へ変換し、囁きと間、音韻の空間配置により、空間に対して生命の存在を謳った音響詩。 各紙に対して1つの音韻(囁き)を”投射”して、空間の残響はその余韻に寄せる。